明石市立高丘中学校
行事

3月23日(金)

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 私は、性格的には“飽き性”で、しかも“行き当たりばったり”の事しか出来ない方です。勿論、仕事上は、計画性を持ち、先を見通し、やっているつもりですが、それは可なり無理をしてやっている事です。
 この“一枚の映像から”のコラムも、一旦始めてはみたものの、こうして156回もコンスタントに、一年間続けられるとは思いませんでした。続けられた理由はただ一つ、自分自身にとって、思ったより『面白かった』から、に他なりません。
 先程の話に戻ります。“飽き性”の私は、これまで色々なことに挑戦をしながら、続けられなかった事柄がほとんどなのですが、その中でも長年続けられていることは何? と問われると、【尺八】と【教員という仕事】の、たった二つだけだということを、恥ずかしながら告白せざるを得ません。
 この、二つの共通点もはっきりしています。
 どちらも、私にとって『面白い』事、だからです。
 仕事としての【教職】を、趣味の【尺八】と同じレベルで『面白い』、という一言で片づけるとは何と不謹慎な、というお叱りを受けるかもしれませんが…、自分にとって『面白い』と感じなければ続けてこられなかった、というのが本音です。教職に携わり始めた頃には、「この仕事、いつまで続けられるのだろう…」と、不安感でいっぱいでした。1年から3年まで持ち上がり、卒業させた次の年度に受け持つ新1年生は、それまで受け持っていた子どもたちより3歳年下の子どもたちです。しかも、自分自身は前回の1年生を受け持った時より3年歳を重ねていて、合計6年の差が広がるような錯覚をしてしまいます。それが、3年毎に繰り返されると…! この先一体どうなるの! という、今振り返ってみると、若さゆえの恐怖感です。
 しかし実際は、その時その時の『面白さ』を発見しながら、何とか今日までやってこられたのですね。子どもたちや、親御様には感謝するばかりです。

 本当に豊かな自然に包まれた高丘中学校の1年間を、『映像に留める』という、極ありふれた方法で、紹介し続けてきましたが、以前4年間の教頭生活で、かなり知り尽くしていたと思っていた我が校にも、たくさんの“新発見”がありました。
 また、必ず毎日更新するとかのノルマを、自身に課すことがなかったのも良かったのかな、と思います。忙しければ書かない、を徹底させていました。そのせいか、旬のタイミングを外してしまい、ご紹介できなかった映像も、まだまだたくさんあります。
 また、≪クリ≫の木など数本の、これまで立派に実を稔らせてきた木が、心ならずも剪定されてしまった時には、本当に意欲が減退してしまいました。
 来年度は、また違った形でスタートできたらいいな、と思っています。

 本年度“〆の映像”は、昨年4月のスタート時と同じ、≪ツクシ=スギナ≫です。
 この写真は、3月12日(月)に撮った、土の上に顔を出したばかりのものです。9日(金)の、卒業式の日の朝には、まったく出ていませんでした。今は、いっぱいの≪ツクシ≫が、高丘中学校での“春”を謳歌しています。
 1・2年生の子どもたちは、月が替われば、2・3年生にそれぞれ進級します。高丘中学校を『愉しみ謳歌する』来年度になることを願っています。

寺岡




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