行事

一枚の
映像から
20181112日(月)地球照

更新日:2018/11/12 16時05分

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 7日は立冬でした。その後、少しの雨は降りましたが、逆に暖かい日が続いています。しかし、もうしばらくすると、寒い風が吹いてくることも、毎年決まった季節のサイクルです。時間の流れを感じています。

 さて今日の写真は、掲載された時に、私が思っているような映像に見えてくれるのかな? と、少々不安な気持ちがあります。
 10日、土曜日の“月”です。
 8日、木曜日が“新月”だったので、10日は、三日月よりも細い、鎌の刃のような“月”でした。夕刻、薄暮の中、ごく短い時間だけ西空で姿が確認でき、すぐに沈んでしまいました。
 この写真の“月”、光っていない部分をご注視下さい。…薄っすらと、丸い形が浮き上がって見えませんか? 光っている部分を足して、円の形を作っているのが分かりますか?
 肉眼でも、時々このように見える時があります。
 この、月の『欠けている部分』が薄っすらと弱く光っているのを、『地球照(ちきゅうしょう)』という現象名で言っています。
 地球や月は、太陽の光を反射して光っています。地球も月も、ほぼ球形なので、太陽に照らされているのは、その半球だけです。太陽に照らされている部分が『昼』、太陽の光が当たっていないもう半分が『夜』という事です。ですから、太陽に向いていない部分は、暗闇の筈なのです。では、何故このように、『夜』の部分も薄っすらと光って見えるのでしょう。
 それは、地球が反射した太陽の光を、月の『夜』の部分が受け、再反射します。その光を、地球から見ると、わずかですが光って見えるのです。
 だから、地球が照らした光という意味で『地球照』というのです。

 宇宙とは、かくもダイナミックなものなのか! と思いますが、まだまだ小さな現象に過ぎません。

寺岡


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