先日、ポピー＝≪ヒナゲシ≫を掲載したところ、私の妻からクレームがつきました。
　「≪ヒナゲシ≫の花、と云えば、アグネス・チャンやろう！　『虞』って何だ！」と言うのです。これもまた、古い話で申し訳ないのですが、丁度私が中学から高校時代、確かに、アグネスは、人気の絶頂にありましたが、何故か、私の印象は、薄かったのです。“良し悪し”の問題では無く、人の感じ方の問題…、ということでケリをつけたのですが、私たちの会話も、何となく、ぎこちなく終わっちゃいましたね…。

　今日は、アヤメ科の植物≪ニワゼキショウ≫です。
　アヤメの仲間と言われると、どことなく花の形が似ているとは思われませんか？　葉っぱの感じも似ています。
　ただし、この花は、直径１ｃｍ足らず。背の高さも１０ｃｍ程と、我々が知る≪アヤメ≫より、かなりの小型です。
　我が校には、写真①の、黄色・紫・白の三色の花と、写真②の、黄色・紫・青の花の、二種類の花が咲きます。
　花の咲いた後は、玉のような実を作ります。
　毎年この頃になると、そこかしこに、いつとはなしに咲いている花なのですが、気を付けてみないと、見逃してしまいます。でも、綺麗でしょう！

　世の中には、こちらから一歩踏み出してみてみると、普段は気付かないのですが、素晴らしいものがたくさんあります。

寺岡