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201866日(水)今年もやってきました『浄海坊』

更新日:2018/06/07 16時42分

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 県立A公園に隣接している我が家には、季節に応じて、様々な生物がやってきます。まず、春先に現れるのが待ち遠しいのは≪ヤモリ≫です。冬の間、寒さの為体温が上がらず、じっと身を潜めている≪ヤモリ≫たちが、温かくなり、身体が動くようになって、食料を漁りに出てくるのです。夜、我が家の灯りに誘われてやってくる『蛾』の仲間を、パクリパクリとやる様が、ガラス窓越しに、腹をこちらに向けた状態で観察できます。
 増田先生の『ジャカルタを吹く風55号』にも≪ヤモリ≫の記事があったところですが、温かい(暑い⇒熱い?)インドネシアでは、年がら年中、そこら辺をうろついているのだろうなぁ、と同じ種類の生物でも、棲むところによる生態の違いに、生物の、生きていく力の逞しさを感じます。
 また、5月になると≪キマダラカミキリ≫が、ここ10年ぐらい、必ずやってきます。今年は、もう既に≪シロスジカミキリ≫もやってきました。このあと、≪クワガタムシ≫の仲間が続きます。≪コメツキムシ≫の仲間、≪コガネムシ≫の仲間は、ご常連さんです。以前は、≪カブトムシ≫も、たくさんやって来ていたのですが、近くの林が伐採されてしまったせいか、途端に来なくなりました。野生の生物は、環境の変化に、とても敏感です。

 学校でも、毎年この時期に見かけ始めるムシがいます。
 写真①は、≪ジョウカイボン≫といいます。写真②は、同じ仲間の≪セボシジョウカイ≫といいます。どちらもよく見かけるムシですが、興味のない人(ほとんどの人は、そうであろう)には、「へえー、こんなムシ、おったんや」ということになるのでしょうか。
 漢字で書くと『浄海坊』。肉食で、≪カミキリムシ≫に姿かたちは似ていますが、分類的には遠いのです。どちらかと云えば≪ホタル≫等と近く、甲虫にしては、柔らかな前翅を持っています。
 写真①と②の個体の違いは、お分かりいただけますか?
 ②は、胸の上に“黒星”の紋が付いています。これだけで、別種です。もっともっと、たくさんの種類があります。

寺岡


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