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2018524日(木)これが“天敵”

更新日:2018/05/25 08時15分

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 昆虫の名前の付け方には、かなり規則性があるようです。
 例えば、大きく≪カマキリ≫と呼ばれる種族の名前を羅列してみます。
 ≪オオカマキリ≫⇒≪カマキリ=チョウセンカマキリ≫⇒≪コカマキリ≫⇒≪ヒメカマキリ≫⇒≪ヒナカマキリ≫。
 規則性というのは、もうお分かりのように、身体の大きな者から、『オオ=大』⇒『何も付けない…普通』⇒『コ=小』⇒『ヒメ=姫』⇒『ヒナ=雛』の順なのです。大きさは、≪オオカマキリ≫では、体長10cmに達するものもありますが、≪ヒメカマキリ≫は3~4cm、≪ヒナカマキリ≫に至っては2cm以下です。よほど注意して、枯れ落ち葉の隙間を観ていかなければ、出会えません。色も茶色で、保護色をしています。

 写真は≪ヒメカメノコテントウ≫です。昨日掲載した≪アブラムシ≫の天敵たる、『てんとう虫』の仲間です。
 勿論、≪カメノコテントウ≫という“種”があり、その小型の“種”という意味で、この名前が付けられています。亀の甲羅のような“前翅(甲虫類特有の、硬くなった一対の翅)”の模様が、名前の出どころだったのでしょう。
 体長は、3~4㎜と、かなり小さいものです。この個体は、≪トウカエデ≫の葉の裏側で見つけました。
 しかし、小さいと言っても、てんとう虫の仲間は、ごく一部を除き、皆『肉食』です。ただ、どの種類の『てんとう虫』の仲間も、どんな種類の≪アブラムシ≫でも食べるのか、は疑問です。≪ヒメカメノコテントウ≫は≪アブラムシ≫の仲間を食べることは確かですが、果たして昨日紹介した≪セイタカアワダチソウヒゲナガアブラムシ≫を食べるのか…?
 生物の世界には、難しい掟が、厳然と存在するのです。

寺岡


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