写真①。これも、春の七草のうちの一つ≪ナズナ≫、又の名前が≪ペンペングサ≫です。
昨年5月18日には、花だけの写真を載せました。花が咲き、三味線の撥に似た実を付けた≪ペンペングサ≫は、茎も葉も固く、食べられたものではありません(写真②)。
君が為、春の野に出でて 若菜摘む 我が衣手に 雪は降りつつ 光孝天皇
藤原定家が編纂したと言われる、有名な『小倉百人一首』の中にある、一首です(実は、百人の歌人が詠んだ歌を、一首ずつ集めた歌集『百人一首』は、何種類もあるようです。その中でも、定家が、別荘のあった京都小倉山で選んだとされる歌集が、一番有名なものとなっています)。
この歌にある“若菜”は、“春の七草”である、というのが定説です。日本人は、それほど昔から、これらの野草に親しんでいました。
その他にも、『フキノトウ』にしても『タラの芽』『筍』にしても…、これらの“若菜”や“新芽”たちは、食すと“ほろ苦い”のですが、これが“春”の味覚なのですね。
春『苦味』、夏は『酸味』で秋『辛味』、冬は『脂』…とは、昔からの言い伝えです。
寺岡
昨年5月18日には、花だけの写真を載せました。花が咲き、三味線の撥に似た実を付けた≪ペンペングサ≫は、茎も葉も固く、食べられたものではありません(写真②)。
君が為、春の野に出でて 若菜摘む 我が衣手に 雪は降りつつ 光孝天皇
藤原定家が編纂したと言われる、有名な『小倉百人一首』の中にある、一首です(実は、百人の歌人が詠んだ歌を、一首ずつ集めた歌集『百人一首』は、何種類もあるようです。その中でも、定家が、別荘のあった京都小倉山で選んだとされる歌集が、一番有名なものとなっています)。
この歌にある“若菜”は、“春の七草”である、というのが定説です。日本人は、それほど昔から、これらの野草に親しんでいました。
その他にも、『フキノトウ』にしても『タラの芽』『筍』にしても…、これらの“若菜”や“新芽”たちは、食すと“ほろ苦い”のですが、これが“春”の味覚なのですね。
春『苦味』、夏は『酸味』で秋『辛味』、冬は『脂』…とは、昔からの言い伝えです。
寺岡