行事

一枚の
映像から
201821日(木)衣、更に、着る

更新日:2018/02/01 10時20分

1

『おっ、今朝はちょっと温い…』と思って、車に乗り込み、いつもの様に外気温を測ると、3℃でした。ここ数日、-3~-2℃の日が続いていたので、通常なら寒いと感じる気温でも、この5℃程の温度差の為に温かく感じてしまう、人間の“生物の一員”としての適応力!
 今日から、早いもので2月『如月』です。『きぬ・さらに・きる=衣更に着る』から『きさらぎ=如月』という、2月の古名がついたと言われています。

 今日の『1枚の映像から』は、4月から守ってきた鉄則を破らせていただきます。学校の中、或いは、学校の中から撮った写真、ではありません。昨日の夜、私の家で撮った写真の中の1枚です。『月食』の写真ですが、これは、高丘から見た『月』も、我が家から見た『月』も同じものだ、と言うことで勘弁してもらいたいのです。
 途中から雲が多く出て、最後まで観察できませんでしたが、途中までは、美しく見られました。
『月食』は、太陽=地球=月、が真一直線に並び、月が、太陽に照らされて出来る地球の影に、すっぽりと隠れていく現象です。古代の人たちは、月にかかる地球の影を見て『地球は丸い』ことを推測したと言います。ちょうど、今日の写真でも、月にかかる地球の影の形が、現れていますね。
 この現象の時、月の表面は、日向からいきなり日蔭に入っていきます。大気の無い月の地表は、空気というワンクッションが無く、太陽熱をもろに受け続けているので、陽向の温度『百数十℃』から日陰の温度『-百数十℃』へ、激変していくのです。そして、地球の影から抜け出して来る数時間後には、またもとの高温の世界へと戻っていきます。
 大宇宙のダイナミックな営みに、改めて畏敬の念を抱きつつ、『5℃位の温度差で、何をガタガタ言うとるのや』と、ちっちゃな己に言い聴かせる、今朝の私でした。
寺岡

1

http://scwww.edi.akashi.hyogo.jp/~jr_tkok/mobile.php 学校行事の様子などを携帯からもご覧になれます
明石のコミュニティ・スクールTwitterページ