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映像から
2018129日(月)むくどりの夢

更新日:2018/01/29 09時51分

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 童話作家、浜田廣介(はまだひろすけ)の名前を想う時、幼いころに読んだ、いくつかの物語が蘇ってきます。『泣いた赤鬼』『りゅうの目の泪』そして『むくどりの夢』…。
 新美南吉も良いけれど、宮沢賢治も良いけれど、童話と言えば、私の中では『廣介童話』なのです。
 『むくどりの夢』は、母さん鳥が亡くなったことを知らずに、父親鳥と共に暮らす椋鳥の子どもが、雪の夜、夢の中で、真っ白い翼を持つお母さんと思える鳥に出会う話です。

 ≪ムク(椋)≫の木の実をよく食べるので、≪ムクドリ(椋鳥)≫という名がついたと言われていますが、雑食性の留鳥で、木の実から≪ミミズ≫まで、なんでも食べます。嘴と脚がオレンジ色なので、その特徴がよくわかると思います。
 先日の雪の中、枝に付いたまま干し柿になる寸前まで縮んでしまった(甘そうなのですが)実を、ついばみにやってきた≪ムクドリ≫たちを見て、浜田廣介の童話を想い出してしまいました。
寺岡

※実際の≪ムクドリ≫は、今は都心部でも集団で何十羽とかたまり行動し、夜中でも街路樹の上で「チュクチュク・ギャー・ギャー」と鳴く、とんでもない鳥たちです。…ちょっと幻滅。

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