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一枚の
映像から
20171222日(金)樹木銘板(2)誕生物語り

更新日:2017/12/22 23時01分

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 当時、120枚(40種類)の“銘板”を作りました。

・まず、写真①です。
 杉板を同じ大きさに切りそろえて、面取りをし、吊るすための穴を二つ開けます。

・写真②
 杉板をバーナーで焼いている写真は、残念ながら見つからなかったのですが、杉板の“焼け焦げ”を金ブラシで、削っている所です。この時、焦げた木の粉が、いっぱい舞い散るので注意です。体操服に、焦げた匂いが染みつきます。

・写真③
 赤いカーボン紙を使い、樹木の名前を、杉板にコピーしています。これで、字の大きさや書体が揃います。

・写真④
 白ペンキで、樹木の名前を、杉板についたカーボン紙の跡をなぞって塗っています。

・写真⑤
 真夏だと、乾かすのに、1時間でOKです。

・写真⑥⑦
 麻縄で、一本々々、樹木に付けていきます。

・写真⑧
 北校舎1F西端の南側の様子、9年前の写真です。

・写真⑨
 ⑧と同じ場所の、現在の写真です。現在は、教室空調用GHPの装置が金網の中に据え付けられています。樹木の形が違っているのは、用務員さんが変わって、剪定法が変わったからです。9年経っても、補修を加えながら、“樹木銘板”を使わせてもらっています。

 私からすれば、リアルタイムで一緒に作っていったものですので、非常に懐かしい写真ばかりです。子どもたちは、制服も体操服も、以前のものを着ています。これもまた、懐かしい!
 形あるものは、いずれ壊れてしまうのは仕方がありません。しかし、古い=汚い、になってしまってはいけないと思います。
 昨日の≪ソメイヨシノ≫の銘板のように、古いが故に、値打ちを感じさせるものも、多くあるはずですし、私たちが、それを創り上げ、そして、守っていかねばならないのではないでしょうか。
寺岡

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