行事

一枚の
映像から
20171215日(金)鳥の巣の中の卵のように

更新日:2017/12/15 11時25分

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 一年を通じて、私の部屋からは色々な景色を楽しませてもらっていますが、今日の写真のような光景が見られるのは、冬場に限られています。
 まず、①技術室棟南側の『桜』の木に、葉っぱが一枚もない状態になっていること。②日の入りの方向が真西よりもかなり南側に寄り、ちょうど良い位置にくること。③良く晴れていること。
 この、三つの条件がそろう時、夕刻のほんの数分ですが、その美しさに見とれてしまうのです。

 ところで『卵』というのは、本当に不思議な存在だと思います。
 あの卵の殻の中にある黄身や白身に、ヒヨコの、心臓や骨や神経になっていくもの総てが含まれ、しかも過不足なく揃っているのですから。その材料を使って、ヒヨコの身体を組み立てていく指示書・設計図が、DNAと呼ばれるものです。
 人間を始めとするほとんどの哺乳類は、胎盤を通し、生まれ出てくる前の赤ちゃんに、栄養を補給しながら成長させていくのだ、ということを考えると、当に驚異的なものです。

 写真の、沈みゆく太陽は、桜の枝で編まれた巣の中にあって、生命の源となるもの総てを含む『卵』のように見えます。
 翌朝には、眩いばかりの光を放ち、私たちに、生きるエネルギーを与えてくれます。

寺岡

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