行事

一枚の
映像から
2017126日(水)楠の実

更新日:2017/12/06 13時50分

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 4月9日と5月20日に登場して以来、約半年ぶりに、3回目の≪クスノキ≫の掲載です。
 常緑樹≪クスノキ≫は、4月には“落葉”、5月には、花の“満開”と姿を変えて行き、今は、“結実”の時です。
 写真の、右上に写っている黒い粒が、≪クスノキ≫の熟した“実”です。
 植物的に言うと、この“実”というのは、≪カキ≫等と同じく“果実”です。この“果実”の中に“種子”が入っており、鳥などに食べられます。鳥は、果肉の部分を栄養とし、消化の出来ない不要な“種子”を、飛んで行った先々に、糞と共に広域的に落としていく事で、持ちつ持たれつの関係が成り立っています。これは、≪ナンテン≫や≪クロガネモチ≫の、鳥との関係と同じです。
 この≪クスノキ≫の“実”も、人間の食用には適さないと思います。
 ≪クスノキ≫の葉っぱは、非常に特徴的で、葉脈が葉の元の方で、三本に分岐して(三行脈)います。それと独特の、樟脳の香りとを合わせると、他の樹木との見分けがつきます。
 昔は『虫がつき難い』という理由で、“箪笥”を作ったり、もっと古くは“仏像”の製材になっていたり、と聞きます。
 来年の春には、また、落葉の時期を迎えることになります。
寺岡

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