行事

一枚の
映像から
2017125日(火)あしが八本

更新日:2017/12/06 04時57分

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 明石に住む者ならば、『足が八本』の動物と言えば、勿論『蛸』と答えるでしょう。
 しかし今日は、『あし』はあしでも、『脚が八本』の、この生き物です。

 もう、寒さに震えています。早朝は、身体も温もっていないので、指で突いても動けません。
 写真は≪ジョロウグモ≫のメスです。時期的に、もう、その命を終えようとしています。

 蟹や海老といった『甲殻類』や、『昆虫類』『くも類』等を、【節足動物】という大きな仲間に分類しています。それらの動物たちは、【外骨格】と呼ばれる、硬い殻を体表に持っているのが特徴です。その硬い殻は、身体の保護になっている反面、私たちのように、身体をだんだんと大きく成長させていく、と云うことが出来ません。これらの動物たちが、身体を成長させるには、古い外骨格を脱ぎ去り、新しい外骨格がまだ柔らかい間に、身体を一気に大きくしていく行為、即ち『脱皮』をする必要があります。
 一旦成体になってしまうと『脱皮』をしない、例えば『昆虫類』の≪カブトムシ≫などは、幼虫時代にどれだけ食べて大きくなるかによって、成虫になった時の、身体の大きさが決まってしまうのです。
 しかし、『くも類』は、『脱皮』を繰り返し、身体を大きくしていきます。家の中で、≪アシダカグモ≫の、脱皮して打ち捨ててある大きな抜け殻をみつけ、驚いたことはありませんか?
 『くも類』の特徴は、何といっても『網』を張ることでしょう。網を張らずに生活をする蜘蛛もいるのですが、いわゆる『くもの巣』は、この仲間の大きな特徴です。毎日、張り替えるものもあれば、一度張った『網』を長らく使うものもあります。≪ジョロウグモ≫は、長らく使う派、であろうと思われます。
 気持ち悪がらずに、じっくりと観てください。本当に、綺麗な色をしています。(よう見ると、阪神タイガースの色合いやなぁ)
寺岡

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