≪クロマツ≫の雌花です。
松は、“裸子植物”といって、その花には、種子を守るための揺り籠である“子房”がありません。それどころか『花びら』も『がく』も無く、写真のような、海老茶色をした二つの角のように尖っている部分が、花なのです。
一体“花”というものが、色とりどりの『花びら』や『がく』が有り、虫を引き寄せる『匂い』や『蜜』を出すものである、と決めつけているのは、誰でしょう。
どんな形であれ、一生懸命“子孫”をこの世に残すため、色々なスタイルをとっている、その“美しさ”を、感じて欲しいと思うのです。
この雌花が成長し、“種子”を育み、ゆくゆくは“マツボックリ”になっていきます。でも我々がイメージをしている、茶色くて傘が開いた“マツボックリ”になるのは、二年後です。じっくりと、姿を変えていくのですね。
このような、裸子植物の仲間は、本校には≪イチョウ≫≪メタセコイア≫≪ソテツ≫が植わっています。これらの植物は、花が咲いた後“果実”をつくる“被子植物”より、ずぅーと前に、地球上に姿を現した仲間です。
本当に今は、高中、人も植物も花盛り。
早いもので、今日で、四月の登校日は最後になりました。
寺岡
松は、“裸子植物”といって、その花には、種子を守るための揺り籠である“子房”がありません。それどころか『花びら』も『がく』も無く、写真のような、海老茶色をした二つの角のように尖っている部分が、花なのです。
一体“花”というものが、色とりどりの『花びら』や『がく』が有り、虫を引き寄せる『匂い』や『蜜』を出すものである、と決めつけているのは、誰でしょう。
どんな形であれ、一生懸命“子孫”をこの世に残すため、色々なスタイルをとっている、その“美しさ”を、感じて欲しいと思うのです。
この雌花が成長し、“種子”を育み、ゆくゆくは“マツボックリ”になっていきます。でも我々がイメージをしている、茶色くて傘が開いた“マツボックリ”になるのは、二年後です。じっくりと、姿を変えていくのですね。
このような、裸子植物の仲間は、本校には≪イチョウ≫≪メタセコイア≫≪ソテツ≫が植わっています。これらの植物は、花が咲いた後“果実”をつくる“被子植物”より、ずぅーと前に、地球上に姿を現した仲間です。
本当に今は、高中、人も植物も花盛り。
早いもので、今日で、四月の登校日は最後になりました。
寺岡