我が校の『校木』は≪アスナロ≫です。
中庭の東の端に、時の明石市長が書かれた『碑』と共に、二本植えられています。
校内適応教室『あすなろ教室』の名の由来でもあります。
その『碑』に曰く - 明日は檜になろうと一生懸命考えている木 - と。
≪アスナロ≫を漢字で書くと『翌檜』。まさに『翌日はヒノキに!』という、字ですね。
なりたい自分になる為、懸命に努力せよ、という意味での、校木への制定だったように思います。
私は、≪アスナロ≫と聞くと、井上靖著『あすなろ物語』を連想してしまいます。この自伝的小説を読んでいくと、最初は≪アスナロ≫を≪ヒノキ≫に劣る存在として、描かれているように感じるのですが、だんだん読み進むと、決してそうではないことが分かってきます。
また、生物学的にも、決して≪アスナロ≫は、いくら成長を遂げても≪ヒノキ≫に成り得るはずがありません。
- あなたは、他の者になる必要はないんだよ。そのままのあなたで、成長をずっと続けてください。大切なのは、時々休むことはあっても、挫けず、投げ出さず、困難なことこそが自分を成長させる糧と信じ、歩み続けていって下さい。
と、≪アスナロ≫にはエールを、送りたいのです。
中庭を、見る時にも。
『あすなろ教室』の前を通る時にも。
寺岡
中庭の東の端に、時の明石市長が書かれた『碑』と共に、二本植えられています。
校内適応教室『あすなろ教室』の名の由来でもあります。
その『碑』に曰く - 明日は檜になろうと一生懸命考えている木 - と。
≪アスナロ≫を漢字で書くと『翌檜』。まさに『翌日はヒノキに!』という、字ですね。
なりたい自分になる為、懸命に努力せよ、という意味での、校木への制定だったように思います。
私は、≪アスナロ≫と聞くと、井上靖著『あすなろ物語』を連想してしまいます。この自伝的小説を読んでいくと、最初は≪アスナロ≫を≪ヒノキ≫に劣る存在として、描かれているように感じるのですが、だんだん読み進むと、決してそうではないことが分かってきます。
また、生物学的にも、決して≪アスナロ≫は、いくら成長を遂げても≪ヒノキ≫に成り得るはずがありません。
- あなたは、他の者になる必要はないんだよ。そのままのあなたで、成長をずっと続けてください。大切なのは、時々休むことはあっても、挫けず、投げ出さず、困難なことこそが自分を成長させる糧と信じ、歩み続けていって下さい。
と、≪アスナロ≫にはエールを、送りたいのです。
中庭を、見る時にも。
『あすなろ教室』の前を通る時にも。
寺岡