断食明けの休暇中のジャカルタの街は、多くの人が故郷に帰るため店も休業になり、生活は少々不便になります。ジャカルタ日本人学校も10日ほどの休業になりました。生徒たちは家族と日本に一時帰国したり、旅行に行ったりします。私も初めてバリ島に旅行しました。イスラム教徒がほとんどを占めるインドネシアですが、バリ島は90パーセントがヒンドゥー教なので、普段通りの生活です。同じ国なのに宗教が全く違うのに驚きました。イスラム教では豚は不浄とされ、豚肉は売られていませんし、料理もありません。私も赴任してから豚肉料理は食べていません。しかし、バリ島は豚肉が売られています。トラックに乗せられて市場に向かう豚たちも見ました。ジャカルタから飛行機で2時間ほどなのに、不思議です。写真はヒンドゥー教のお寺の門とビーチです。お寺の門の形は人々が神様だと信仰する山の形を模しているそうです。すべてのお寺の門はこのような形をしています。次号もバリ便りをお送りします。
増田恵津子