『キャリア教育に役立つ官公庁の仕事』　稲継裕昭

　みなさんの思う「自分らしさ」ってどういうところでしょうか？
―――真面目に取り組む、いつも元気、前向き、コツコツ頑張れる、本や映画によく感情移入する、涙もろい……
　それぞれ持ち味は違うと思うので、きっと「自分らしさ」もたくさん出てくるんでしょうね。
　「キャリア教育」。聞いたことがある人も多いかもしれません「キャリア教育」はなぜするのか。それは、将来皆さん一人ひとりが社会的・職業的に自立し、社会の中で自分の役割を果たしながら、自分らしい生き方を実現するための力をつけるためです。

　さて、内容をすこ～し紹介します。
＜プログラミング教育の導入＞
　コンピュータは人々の生活のさまざまな場面で使われています。家電や自動車など身近なものの多くにもコンピュータが使われており、生活を便利で豊かなものにしています。そして、コンピュータについて理解し、上手に使う力を身につけることは、これからの社会を生きていくためにはとても大切なことです。
そのため小学校では、２０２０年度からプログラミング教育が取り入れられます。そして、中高等学校では、プログラミング教育がさらに充実します。
　プログラミングとは、コンピュータにさせたい仕事を専門の言語で順番に書き、指示することをいいます。―――プログラミング教育を行う目的のひとつは、プログラミング言語を覚えることではなく、プログラミング的思考を育むことです。プログラミング的思考とは、自分の計画を実現するために、どのような動きをどのように組み合わせればよいのかを考える大事な力です。