校長室より

校長室
202058日(金)宅配の日に感じたこと

更新日:2020/05/08 19時32分

1

新型コロナウイルス感染症対策の臨時休業が続く中、先生方は4月8日以来、まるまる1か月学校において、生徒たちの顔を見ていないという、今までの教員生活ではない経験を送っています。
私は18年間、行政の仕事をしていましたから、生徒のいない生活を送り続けてきました。だから、昨年4月からの1年間、生徒たちとともに過ごした本校での生活は本当に輝かしいものでした。県・市教育委員会等で一緒だった人たちからは、「顔の表情が全然変わった。」とよく言われました。
そんな私でさえ、生徒たちがいない中、新型コロナウイルス感染症対策や生徒・保護者への本校の支援策について日夜考え、資料を作り、会議を続ける。また、学校だより、保護者向け文書やホームページの更新等、まさしく行政の仕事に逆戻りした気分です。だから、先生方にとっては、長期休業中でも部活動がありますから、生徒たちに出会うことがないというのこの1か月は、苦痛な日々を送っていたんだなあと感じました。

というのは、前回のポスティングの際は、できるだけ接触を避けるために、ポストやドアノブに配布物を置かせてもらうようにしましたが、今回の宅配は、学習教材等の量が多いために、直接渡させてもらいましたので、3年生の先生にとっては、それこそ1か月ぶりに生徒に出会う機会となりました。

朝の10時から3時くらいまでかかり、先ほど帰ってきた先生方に、生徒たちの様子をどうだったか尋ねると
「「先生朝から来てくれるのを待っていたよ」と言われて嬉しかったです」
「元気な顔を見られて安心しました」
「とても楽しくまわることができました」
「学校が再開するのを待ってくれているようです」
「保護者の方も出てきて頂きいろいろ話ができました」等
とてもハイテンションに、明るい表情で話してくれました。

当たり前のことですが、「先生は生徒がいての先生」「学校は主役の生徒がいての学校」と改めて感じさせられました。

昨日、他府県の学校が再開され、児童生徒の登校や授業の様子がニュースに流れるのを見て、正直羨ましく感じました。しかし、ここ数日は新たな感染者は減っているとはいえ、本県は緊急事態宣言下の指定警戒都道府県の一つです。何より、子どもたちの健康・安全・命が第一義ですし、生徒が大変な状況の中でがんばっている訳ですから、私たち大人がしっかりと支えていかなければなりません。

「今私たちができることは何か」を、教職員全員で考えて考えて考え、「チーム大蔵」として「ONE TEAM」となり、この臨時休業期間中の支援の充実と学校再開に向けての準備に万全を期することを、新たに誓うことができた一日でした。
今日は宅配にご協力頂きありがとうございました。

1

感動体験!兵庫
http://scwww.edi.akashi.hyogo.jp/~jr_okra/mobile.php 学校行事の様子などを携帯からもご覧になれます