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2020426日(日)朝読

更新日:2020/04/26 08時00分

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「岡田先生のおススメ本」

その1
『14歳からの哲学―考えるための教科書―』
池田晶子著 発行:株式会社トランスビュー

 突然ですが、問題です。「ドーナツの穴って、存在するのでしょうか?」実は、この問いを考えることが「哲学」の入り口だと先生は考えています。「規則がなぜあるのか」「仕事(勉強)をなぜしなければいけないのか」「どんな生き方が正しいのか」など、答えの出ないようなことや日ごろ当たり前に感じているものについて、時々ふと考え込んでしまうことはありませんか?それらについてじっくり考えるのが「哲学」です。
 この本では「自分とは誰か」「死をどう考えるか」「家族」「社会」「恋愛と性」「歴史と人類」「宗教」「人生の意味」など30の章立てで、著者の語り口調の文章によってそれらのテーマを自然と考えることができるのです。考えた結果、答えがでるのかどうか。考えることに意味があるのかどうか。それも含めて何かが見えてくる、そんな名著です。
 タイトルにある通り、君たちの年代向けに読みやすく書かれています。時間のある今だからこそじっくりと、見えない問題に向き合うことをお勧めします。
 この本を読んだ人も、読まなかった人も、休校が終わったらドーナツの問題を一緒に考えましょう。



その2
『聞く力―心をひらく35のヒント―』
     阿川佐和子著 文春新書 発行:文藝春秋

 阿川佐和子さんって、テレビで見たことありますか?「ビートたけしのTVタックル」でビートたけしの隣にいる女性、と言った方がわかりやすいかもしれませんね。タレント、エッセイスト、という肩書きで紹介されることが多い著者ですが、週刊文春での「この人に会いたい」というインタビュー記事は1993年からずっと続いているんだそうです。
著名人との対談で、その人の人生が浮き彫りになるようなインタビューをできる著者の「聞く力」ってすごいですよね。この人から「聞く力」を学べば、「人の話を聞いてもすぐに忘れちゃう」とか、「誰かの話を集中して聞くのが苦手」という人もそうでない人も、いろいろ参考になると思います。
阿川さんが語る、「聞く力」のポイントをいくつかご紹介します。「質問の柱は三本」「相づちの極意」「目の高さを合わせる」などなど、すぐにでも真似できそうなポイントがたくさんあります。先生はこの本を何度も繰り返し読んで、「安心してなんでも喋りたくなる人」になることを目標にしています。まだ修行中の身です。みんなも一緒に「聞き上手」を目指しませんか? 姉妹編の『叱られる力』もおすすめです。

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感動体験!兵庫
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