今年もいじめ防止標語コンテストの優秀作品を知らせるポスターが届きました。標語を作った人たちは賞がほしくて作ったのではなく、切実に訴えたいことがあって作ったのだと伝わってきます。
いじめられている子を励ます標語よりも、いじめている子に向けての言葉が多いです。それだけ、いじめている自覚が無い、または薄い、もしかしたらいじめがおもしろくてやめられない、(おそろしいことです)そんな子がまだまだ多くいるということかもしれません。
いじめに負けるな。たしかにそうです。でも、もう十分立ち向かい、耐えてきた子に、もっとがんばれと言うのは残酷です。いじめられる方にも理由がある、なるほど。では理由があれば、あなたもいじめられてよいわけですか? もっともらしいことを言って、進んで悪人になるのはやめませんか?
大人でもこのようなことがたくさんあります。他人をいじめて傷つける人がいます。でも、どう理屈をつけても、あなたが言っていること、していることは「いじめ」です。だれもあなたに賛同していません。静かに心の中で怒り、軽蔑していることを知るべきです。もう少し、良い生き方をしてみませんか?
校長室の窓
校長室の窓2023年5月19日(金)第16回「いじめ防止標語コンテスト」
更新日:2023/05/20 19時24分
1
1