校長室から

2020610日(水)時の記念日

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日本の標準時の話(一般社団法人日本時計協会)
1884年(明治17年)の国際子午線会議でグリニッジ天文台を通る子午線を経度の基本とし、そこから経度が15度ずつ隔たる毎に1時間ずつ時差を持つ時刻を各国で使用することが決まり、日本もこれを受けて1886年(明治19年)に東経135度の子午線の時を日本標準時とすることを制定し、1888年(明治21年)1月1日から実施となりました。1910(明治43年)に兵庫県明石市に子午線標識が建てられ、1960年(昭和35年)に建設された明石市立天文科学館は東経135度の通過点にあります。

時の記念日の由来は?(一般社団法人日本時計協会)
1920年(大正9年)に当時の「生活改善同盟」による日常生活を合理的にしようとの提唱を受けて、6月10日を「時の記念日」にすることが制定されました。西暦671年に天智天皇が唐から伝えられたという漏刻(ろうこく、水時計)を建造し、その漏刻で「時の奏」(太鼓や鐘を打って時を知らせる)を行いました。時の記念日は、この日が現在の太陽暦に直すと6月10日だったという故事に基づいています。

というわけで、6月10日は時の記念日です。子午線が通過する明石市におきましては、本来ならばこの日に明石市を通過する旅客の皆様に通過記念証などを渡していましたが、時節を鑑みて、生徒の皆さんに「日本標準時子午線記念通過証」をお渡しすることとなりました。大切にお持ち帰りください。

更新:2020/06/10 12時19分

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