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本校はJR西明石駅の東1.2km、国道2号線や鳥羽中央線、山手環状線が通る交通の便の良い地域に位置しています。学校のまわりには昔からの農地も残り、校区内に11の公園が点在する落ち着いた環境の住宅街の中にあります。市立鳥羽小学校のマンモス化解消のため鳥羽小学校より分離し、昭和59年4月に開校しました。開校時は学級数20(通常学級19、特別支援学級1)、全校児童794名、教職員34名でスタートしました。児童数はこの開校時がピークで、現在はその4割弱の301名の児童数となっています。
地区名の「和坂(わさか)」は昭和45年まで明石市林崎町の大字として「かにがさか」と呼ばれていました。それは次のような伝説に起因しています。
《 和坂 ~大蟹伝説のあるまち~ 》
昔、校区の南東部にある「坂上寺」の山裾を縫う道(西国街道)は、険しい坂でした。
平安時代の初め、この深い雑木林に一匹の古狐が棲んでいて、夜な夜な蟹の面をかぶり道行く人々を襲っていたそうです。その頃、この坂の下に「二つ池」という大池があり、この中にある大きな岩に巨大な蟹が棲んでいました。大蟹は古狐の悪行に怒り、戦って勝ったのですが、今度は大蟹が驕り、この坂を行きかう人々を襲い始めたそうです。
そこへ諸国を巡礼していた「弘法大師」が蟹に苦しんでいる人々のことを聞き、この大蟹の心を和らげ岩に封じ込めたそうです。この後、人々は穏やかに暮らすことができるようになり、以来、弘法大師が封じ込めた岩を「蟹塚」と呼ぶようになったそうです。
現在、かつての「二つ池」は埋め立てられ、明石市の浄水場などになっています。この近くの「大道サクラ公園」の南道沿いに「蟹塚」の碑が建てられています。
和坂小学校区では平成25年に和坂小学校・和坂幼稚園の創立30周年を記念して、校区のマスコットキャラクター「わさカーニ」が誕生しました。上記の蟹伝説に因んで和坂幼稚園の親子がデザインし、小学生が名前を付けました。その後は着ぐるみも制作され、地域行事や学校行事に登場してくれています。
「和坂」の地に育まれた本校は、地域に根ざした学校を目指して地域や保護者の方々と共に児童を育てるべく日々の取り組みを進めています。また、「夢と希望を持ち、心豊かに自ら学ぶ子供の育成」を学校教育目標に掲げ、「考え合う、鍛え合う、支え合う 和坂っ子」の育成を推進しています。「明日も来たい学校」となれるよう「チーム和坂」一丸となって頑張りますので、皆様方のご支援・ご協力をいただければと思っています。どうぞ、よろしくお願いいたします。