キラキラ魚住っ子 - 2024年度
2024年09月19日木
2年
2年 国語科「ニャーゴ」
update 2024-09-21 08:06:03
「ニャーゴ。」食ってやろうと、手をふり上げて立っていたのに、子ねずみたちは、「おじさんだれだあ。」と訊ねてきます。それどころか、「いっしょに、おいしいももをとりにいかない。」と誘ってきます。桃を食べ、帰っていったところで、「ニャーゴ」と、できるだけこわい顔で叫び、「おまえたちを食ってやる。」と言おうとしたのに、「さようなら」の挨拶と勘違いされます。おまけに、「ぼくのあげる。」と桃をもらったり、手を振りながら「おじさあん、また、行こうね。」と叫んできたり…。ねこの目尻には涙が。ねこの発する「ニャーゴ」や食べるための企みに対する、子ねずみたちの予想外の反応が面白い作品です。「先生の話をちゃんと聞いていない3びきの子ねずみたちは、いけない子たちだと思います。」「でも、聞いてなかったから、『キャー』とにげないで友だちになったから、ねこに食べられなかったと思います。」「先生の話を聞かないのはだめだけど、自分のももをねこにあげる子ねずみたちはやさしいと思います。」などと初発の感想を交流しました。学習の終末には、「作者のみやにしたつやさんは、あなたたちに何をつたえたかったのかなあ?」という話題を投げかけてみました。「知らない人にも、やさしくしたり親切にすると、なかよくなれるってつたえたかったと思います。」「ねこが、子ねずみたちと出会って心がかわったから、やさしい心に出会うと人はかわれるってことをつたえたかったと思います。」「てきだと思ってた人でも、なかよくなることができるってつたえたかったと思います。」「よく知らない人でも、話をしていけばなかよくなれるってつたえたかったと思います。」といった意見が交わされました。読み取ったねこや子ねずみたちの気持ちを踏まえて、発表会も行いました。