どんなおもちゃを作ろうかな？　どんな材料がいるのかな？　どんな風に作るのかな？　どんな工夫をしたら楽しめるのかな？　１年生に楽しんでもらうには、更にどんな工夫が必要かな？

２学期早々より、少しずつ少しずつ設計図をかき、お家の人に協力してもらいながら材料を集め、ああでもないこうでもないとグループで協力し合って作りました。でも、遊んでみるとうまく動かない…、すぐに壊れる…、どうしてかな…。試行錯誤しながら、だんだんこつがつかめてきて、作ってて楽しい、早く遊んでみたい、という気持ちに変わってきました。クラスで遊んでみて、アドバイス会を開いて他のグループの意見を聞いて改善したり、看板や説明をかいたり、呼び込みの練習をしたりして本番に備えました。

そして、当日。初めは恥ずかしがって声も小さめ、椅子に座ってお客様の１年生が来るのを待っているだけでしたが、少しずつ勇気が出てきて「いらっしゃいませ～」の声も大きく、表情もにっこりに、１歩２歩前に出て「こっちのおもちゃ、楽しいよ！」と呼び込みもできるようになりました。お客様として招待された１年生たちも、楽しんでくれて、あっという間の１時間でした。

２年生は、自分たちが楽しい！だけでなく、１年生が喜んでくれている、楽しんでくれている姿を見て「嬉しい！」という気持ちを持ったようで、多くの子どもたちのふり返りに書かれていました。大人の階段をまた１段上ったような気がします。