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夢ひろがる学校 のびろ藤江っ子
平成24年5月1日

 校長先生より

 

 
  五月晴れの空のもと木々の青葉が美しい、すがすがしい季節を迎えました。中庭の藤棚では昨年植えた藤の苗木が初めて花を咲かせてくれました。四月は桜でした。五月は本校のシンボルである藤が校庭に咲き誇っています。

 

  子どもたちは、新学期当初の緊張から解き放たれ、それぞれの学年の生活にも慣れ、教室や運動場で瞳を輝かせながら学習に取り組んでいます。藤江っ子を育む様々な取組が始まりました。
 
 『みんな なかよし、げんきで あいさつ』
 
  この言葉は、今年度の 「藤江っ子のくらし」のテーマです。
  あいさつは 人と人との心をつなぐために大切な役割を果たします。しかし、十数年前、子どもたちを対象とした残虐な事件が多発し、不審者や変質者が子どもの安全を脅かしていることが大きな社会問題になったことがありました。この頃、子どもたちが人なつっこく周囲の大人たちに、何の疑いもなくあいさつや言葉をかけて近づくことに、危機感を持つ考え方の人たちもいました。私たちもあいさつを交わす指導に、どことなく消極的にならざるを得なかったことを思い出します。
 
  あいさつの良さや大切さを子どもたちに指導する機会が減ると、子どもたちが明るくあいさつを交わし合うことや、気持ちの良いコミュニケーションを交わすことも減ったように思います。あいさつをしても返すこともなく、そっけない態度で行き過ぎる子どもも目立ちました。あの頃は、子どもたちの安全が脅かされ、そのことによってのびのびした元気さと明るさが押さえ込まれていたように思います。
 
  今でも子どもたちの安全を脅かす事案がなくなったわけではありません。しかし、ここ十数年間は、家庭や地域で子どもたちの安全を見守る取組が進められてきました。登下校時の見守り活動やスクールガードの発足など多くの方々のご支援で、依然と比べはるかに安心して通える学校になっています。こうした取組は、子どもに安心感や信頼感をあたえ、学校で元気に過ごす活力を生み出しています。保護者や地域の皆様のご支援にあらためてお礼を申し上げます。今では、子どもたちは 「おはようございます」 「行ってきます」 「ただいま」 「さようなら」 「ありがとう」 などの言葉かけを、ご家庭や地域の方々とごく自然に交わすようになってきているのではないでしょうか。
 
  子どもたちは、見守られていること、愛情を注がれていることに敏感です。そのことが思いやりの心を育み、自分のことや相手のことを大切にしようとする子どもに育んでくれます。藤江小学校では、子どもの心を豊かにし、笑顔あふれる学校の原動力となる『あいさつ』を大切にしています。
 
  今後も、子どもたちが元気よく自分からあいさつを交わせる、笑顔あふれる学校づくりを皆様とともに進めてまいりたいと考えていますので、ご理解ご協力をよろしくお願いします。

 

  

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