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校長先生の島っ子だより

2025年0204

豆まきはどうして?

2025年度は、2月2日が節分、2月3日が立春です。124年ぶりにこの日となりました。
地球が太陽を一周するのに、365日ちょうどではないためズレが生じるとはいえ、124年ぶりとは珍しい時を迎えて思い出に残ります。
2月は「きさらぎ」と呼ばれ、「衣 更に 重ね着する」から「衣更着」できさらぎとなったとか。大寒波がくる直前の今日、全校集会で子ども達には、『節分』についてお話しました。

子ども達は、豆まきしたよ!などニコニコお話を聞きながらつぶやいていました。

『節分』とは季節を分ける日なので、四季のある日本は年に4回節分があります。その日の次の日からが次の季節になります。春の始まる日「立春(2月3日)」夏の始まる日「立夏(5月5日)」秋の始まる日「立秋(8月7日)」冬の始まる日「立冬(11月7日)」で、暦の上ではとなりますが、四季の移ろいを感じられる日本人の繊細な心の素晴らしさも子ども達に伝えました。

また、豆まきについても、話しました。
日本人の知恵で昔から様々に加工して食してきた大豆。植物性タンパク質も豊富で、みそやきな粉、もやし、様々な姿で、日々の食卓にも必ずと言っていいほどあがるのではないでしょうか。
そしてその固さや小ささから、鬼退治に使ったという言い伝えからの豆まきの伝統。
むかし話『泣いた赤鬼』や伝承文学あまんきみこ再編『おにたのぼうし』を紹介しながら、
「鬼にもいろいろいるのにな」と見た目で判断することのあやうさや、この子はこんな子といった決めつけや偏見のおそろしさ悲しさを話しました。自分の心の中にふとでてしまったときは、それを『鬼はうち』と追い出してほしいなと言っています。
また、他にも自分の心に浮かんできてしまう、「なまけ鬼」や「だらだら鬼」、「いじわる鬼」など、よい鬼はおいておいて、良くない鬼を追い出せたらいいですね。
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