校長先生の島っ子だより
2024年12月23日月
お世話になった教室さんありがとうの大掃除
おおそうじにがんばっていました。
2学期の汚れをいっしょうけんめい掃除している姿に、
子ども達の純粋な思いを感じてたいへんうれしかったです。
海外では、清掃は外部業者が行うなど、清掃活動が教育活動の一つには組み込まれていないことも多いです。日本では、「勤労生産的行事」という教育的な活動として取り入れられてきました。
小学生時代を日本で過ごし中学生からインターナショナルスクールを経て海外で学生時代を過ごした方が、「その違いに驚いたが自分の成長過程を振り返ってみると、『次の人の事を考えて、とか、お世話になったから、という心の根の部分や勤勉さといった価値』を日本の学校教育で育んだ」と言われています。中学校からは海外の学校で多様性を認め、主体性などを伸ばしてもらえたとの事です。※
子ども達がいっしょうけんめい磨く姿から、「教室さんありがとう」「とれないと思ってた汚れもよくこすったらとれて気持ちいい」「2学期もみんなでがんばったね」「3学期もみんなで気持ちよく過ごせるように」など、あたたかい気持ちや連帯感や達成感を育んでいることを感じました。
みんなに「つくえ運ぶで~」と大きな声で呼びかけている姿や、
子ども達がお互いに「水換えてくるわ!」「この辺、頼むわ!ぼくこっちするから!」など自発的に分担している姿も、自主性や責任感・協力・支え合いということを育んでいるんだなと感心しました。
清掃は自分のためにもなるけれど「人の役に立っている」という実感も得やすい活動でもあります。
掃除でぴかぴかにすると、心もぴかぴかだね
と子ども達に言います。すると、ぴかぴかの笑顔が返ってきます。
水は冷たいですし、しんどいことでもあるでしょうが、こうして心磨きもしていることに価値を感じます。
指導にあたっては、こういった本来の教育的なめあてを心において、すすめて行きたいと思います。
おうちでも大掃除に、子ども達の手を借りたいですね。
※日本の学校で4000時間密着取材・撮影し、「学校~小さな社会」というドキュメンタリー映画にまとめられています。(放映中)
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